ポリフェノール)の健康効果、抗酸化機能に着目された2001年を境に掲載メディアが急増している。 このことから、ダッタンソバブームとはルチンあるいはポリフェノールのブームが背景にあったと考えられる。ダッタンソバでないソバを茹で上げた蕎麦湯にもルチンが溶け込んでいるので飲むと健康 12キロバイト (1,613 語) - 2020年3月11日 (水) 21:20 |
飲みすぎ注意!!
さらに昨年5月、ちまたの“赤ワイン否定論”に追い打ちをかけるように、今度は米国医師会内の科学雑誌が、
「ポリフェノールに健康への効果を確認できず」という記事を掲載した。ジョンズホプキンス大学の医学部研究チームが、
「欧米式の食事に含まれるレスベラトロールは、炎症、心臓血管疾患、がん、長寿などへの実質的な効果を持たないことが示された」と発表したのだ。
同大学の研究チームは、ワイン産地のイタリア・トスカーナ地方で、65歳以上の約800人を対象に調査を行った。
この調査では、被験者の尿に含まれるレスベラトロールの濃度を測定し、食事を通して摂取したレスベラトロールが、健康促進に効果があるかどうかを考察した。
しかし、'98年に研究を開始してから、9年間で被験者の34%が死亡していることもあり、研究チームは赤ワインに
含まれるレスベラトロール濃度と、長寿の相互関係を見つけようと研究を進めたが、結論を見い出せなかった。
また、がんや心臓疾患の発症とレスベラトロール濃度との間に、特に関連性がないことを突き止め、赤ワイン健康説の立証はできなかったとしている。
こうした調査結果に「人はそれぞれ代謝レベルが違う。また、摂取量および排出率によって、その効果は異なるはず」と、異論を唱える医療関係者もいる。
都内で医療総合クリニックを営む、久富茂樹院長はこう言う。
「確かに人それぞれによって代謝に差があり、アルコールの排出についても違いがあります。そこで私の結論は、
ワインにしろ他のお酒にしろ、ただ健康、長寿のために飲むわけではありません。酔うために飲む。その酔い方で『ほろ酔い』が最も
健康に良いと考えるべきだと思います。というのは、人はほろ酔いの状態のとき、大脳の抑制が緩和され、ストレスが解消されるからです」
赤ワインにしても白ワインにしても、ワインの愛飲家は女性を中心に、今でも幅広く存在する。「若さを保ち、美容と健康に良い」などと
喧伝されたことが、人気の秘密ともいわれる。ワインには抗酸化物質が含まれるほか、発酵食品として消化を助ける働きもあり、肉体的に良い酒類とされているようだ。
とはいえ、健康には「赤ワインを飲めば良い」のではなく、さまざまな食生活や生活習慣が複合的に関与している。この事実を常識的に捉えるべきという医療関係者は少なくない。
新潟大学病院の管理栄養士で料理研究家の林康子氏は、ワインはおいしさを楽しみながら適量に、と話す。
「赤ワインが健康云々といわれますが、白ワインにも有機酸が含まれていて、その効果で便秘が解消したり、
腸内菌を弱酸性に保ち、悪玉菌を*環境を整える役割をしています。栄養価の点は、どちらも同じくらいで、
カロリーはビールより少々高い。ワインは健康に良いと短絡的に考えないで、適量を習慣的に飲むこと、ワインだけでなく
濃色野菜やオリーブオイルなどを多く摂ることなどが、健康維持という点で大事です。アルコールの飲み過ぎは、まったく意味がありません」
ワイン党は、このへんで一考の余地があるのかもしれませんゾ。
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20151002/Weeklyjn_9331.html